習志野化工株式会社
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習志野化工株式会社

〒276-0046千葉県八千代市大和田新田738
習志野化工/開発

生産・品質管理

「色」の管理

塗料というのは長年の製造を繰り返すうちに、僅かな誤差が積み重なり、最終的には別の色になってしまうということがあります。こうした問題に対し、習志野化工ではあえて色に一定のブレをもたせることで、長期にわたって同じ色を再現することに成功しています。

色測管理としてはL*、a*、b*などの数値がありますが、大切なのは色に変化が起こったとき、これらを使ってどれだけ具体的な指示を塗料メーカーにできるか。私たちは長年の経験とノウハウで、変色の法則を解き明かしながら、一定レベルの商品を製造し続けています。

また、納品時のデータや控え版なども一定期間保管することで、建材メーカー様から追加発注があった際でも、迅速に同じ色を再現することが可能なのです。

「膜厚」の管理

膜厚とは塗料の厚みをどれだけのせて仕上げているのかということ。塗装仕様書の中でどれだけの塗料を使うかという表記は、どれだけの膜を形成していくかということになります。

実際にチェックは品目ごとの最初と最後に、仮塗装したあと専用の測定器で計測していきます。見た目にはちゃんと付いているように見えても、決められた膜厚が維持されてなければ大変…。過剰に付けすぎると「発泡」、「塗膜が割れる」、「塗料が偏る」といった現象が出てきますし、薄ければ性能が維持できないといった事態も起こりえるのです。

習志野化工ではこうした事態を防ぐため、ロットごとの管理を徹底し、万全の体制で「膜厚」を管理しています。

光沢値の管理

塗料はツヤの指定ができます。「フルグロスで仕上げてほしい」「半ツヤでおさえてほしい」「ほとんどツヤなしで仕上げて」…等々、これまで様々な建材メーカー様からのオーダーに応えてきました。こうした品質管理で重要なのは人の目です。データもさることながら、長年のノウハウをもつ習志野化工だからこそ、お客様のイメージするツヤをカタチにできると自負しています。

ほかにも硬化の精度を確認するため溶剤を何度もプレートにこすりつける「ラビングテスト」。密着度を確認するために、ナイフで塗膜に切れ目を入れて粘着テープではがすテスト。塗装しなければ分からないクラックを見つけ出し、すべて取り除いたあとに市場へ出荷するなど、あらゆる角度から検証を行っています。

暴露試験に裏付けられた品質

塗装品の塗膜がどの程度品質を維持できるかは製品開発を行う上で重要な情報です。

弊社では宮古島にある一般財団法人日本ウェザリングテストセンター様の暴露試験場を利用して塗装品の経年劣化データを蓄積しています。高温多湿、豊富な日射量、多量の海塩粒子など環境劣化を誘引する環境因子が豊富な環境で弊社塗装品の暴露試験を実施しております。さまざまな試験データを蓄積することで品質の向上、新製品の共同開発、工程改善に役立てています。

お客様のさまざまなニーズにデータに基づいたノウハウでお応えできるように常に努力をしています。塗装品について何かお困りのことがございましたらお気軽にお問合せください。

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